この本記事では、これらの疑問に答えています
「あの人、もう少し仕事で動いてくれたらいいのに!」
「注意してるのに、なかなかやってくれない!」
あなたはこんな経験をされたことはございますか?
何度も注意しても部下が反抗的!
全くいうことを聞いてくれない!
人の価値観はカンタンには変えられないものです。ですが、人が動く心理というものは確実に存在します。
つまり、人の価値観は変えられなくても人が動いてくれる心理を知り、その心理を刺激することによって人は動いてくれるようになるということです。
この記事では、有名なD・カーネギーの書籍で『人を動かす』という本を参考書籍に私なりの文章でわかりやすくお伝えしたく思います。
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批判も非難もしない。苦情も言わない。
人は、どんな悪人でさえも自分が悪いとは認めようとしません。それが人間の根本心理です。
大勢を殺した2丁拳銃のクローレーという方がいるのですが、そのクローレーが最後に言い残した言葉はこうであったそうです。
「自分の身を守っただけのことで、こんな目にあわされるんだ」
こういう考え方をするのは、全く珍しくありません。
有名な心理学者ハンス・センリはこのように述べたそうです。
「我々は他人からの賞賛を強く望んでいる。そしてそれと同じ強さで他人からの非難を恐れる」
あらゆる有名な心理学者は、人間の欲求で1番強いのは承認欲求であると言っています。
根底の欲求が人への承認なので、人を動かすときに論理的に考えてはいけません。つまり、相手は感情で動くのであり、それは自尊心と虚栄心によって行動することを頭に入れておいてください。
人を批判したり、非難したり、小言を言ったりするのは、誰にでもできますが決してしてはいけません。
「盗人にも五分の理を認める」ことをまず知ることが人を動かす上で大切なことです。
率直で、誠実な評価を与える。
人を動かす秘訣は、この言葉につきます。それは、
「自ら動きたくなる気持ちを起こさせること」
これが秘訣です。
では、人が自ら動きたくなることってなんでしょうか?
偉大な心理学者ジグムント・フロイトによれば、人間のあらゆる行動は、二つの動機から発する。その動機とは、性の衝動と偉くなりたいという願望です。
さらに教育者であるジョン・ディーン教授も「人間の持つ最も根強い欲求は、重要人物たらんとする欲求」と言われました。
人は、他人から重要だと思われたいのです。
では、お世辞でもいいからとりあえず褒めればいいのでしょうか?それでよかったら、ほとんどの人が人を動かす天才になってるはずです。
「お世辞は安価な賞賛」という言葉がある通り、お世辞は偽りの言葉を並べているだけで、時に人の気分を害してしまう時もあるのです。
人は、どんな言葉を用いても、本心を偽ることはできません。
重要なことは、深い思いやりから出る感謝の言葉を振りまきながら日々を過ごすということでありまして、それが人を動かす秘訣なんです。
人は、何かの問題で心を奪われている時以外は、たいてい、自分のことばかり考えているものです。
そこでいったん自分のことを考えるのをやめて、他人の長所を考えてみてはどうでしょうか。
他人の長所がわかれば見えやすいっぽいお世辞を言わなくて済みます。
人は、何かの点であなたより優れていることがあります。その点を見つけ自分の長所や欲求を忘れて、嘘ではない心からの賞賛を与えることが重要であります。
強い欲求を起こさせる
魚釣りをするときに、自分の好物であるアイスクリームをつるしたところで何にも釣れるわけがありません。魚の好物はミミズなんですから。
人を動かす上で肝心なのは、人の立場に身を置くということなんです。つまり、その人を好む物を問題にして、それを手に入れる方法を教えてやることです。
アメリカの心理学者オーヴァストリート教授の名著である『人間の行為を支配する力』に次の言葉があります。
人を動かす最善の法は、まず、相手の心の中に強い欲求を起こさせることである。商売においても、家庭においても、学校においても、あるいは政治においても、人を動かそうとする者は、このことをよく覚えておく必要がある。これをやれる人は、万人の支持を得ることに成功し、やれない人は、1人の支持者を得ることにも失敗する。
本記事から、「常に相手の立場に身を置き、相手の立場から物事を考える」というたった一つのことを学べたのなら、成功の一歩をすでに踏み出したといえます。
相手は今何が欲しいのか?何を求めているのかを知ることができれば、心に強い欲求を起こさせるヒントを知れた者です。
自己主張は、人間の最も重要な欲求の一つでありまして、この心理を仕事でも友達でも恋人の中でも応用できます。
何か素晴らしいアイディアを思いついた場合、そのアイディアを相手に思いつかせるようにしむけて、それを自由に料理させてみてはどうでしょうか?
それを相手は自分のものだと思い込み、二皿分も平らげるでしょう。
おわりに
どうでしょうか?本記事はお役に立ちましたでしょうか?
人は、最初は意識していても時間が経つと人を非難してしまったり、お世辞を言ったりしてしまいます。
しかし、それでは「人を動かす」ことに直結しないことをご理解いただけたと思います。
人の根本心理は承認であり、それを刺激してやること。
そのためには、まず相手の価値観を否定することなく認めてあげ、相手に重要感を与えること。そして、相手の立場になって考えて行動を起こすための強い欲求を起こさせること。
人を動かす秘訣を学ぶことは人の心理を理解することです。
本記事で学んだこの三つを知ればあなたの人生に大きく役立つはずです。
今日からぜひ実践してみてください。
あなたの人生に光を!ではまた
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