【旧約聖書を知る】男と女の問題とはなんなのか?性差別が起きた原因と「アダム」と「エバ」の関係を徹底解説

宗教・哲学
  • アダムとエバはどのようにできたのか?
  • アダムとエバが犯した罪とはなんなのか?
  • どうして世の中に性差別があるのか?

この記事では、このような疑問に答えています。

 

人生に光を!ヘルメスLIFEへようこそ

旧約聖書では中世ヨーロッパを形作る基盤となっていることが多いです。その中でも「アダム」と「エバ」の関係から性差別などもヨーロッパでは起きてきました。

例えば聖書の背景となった古代ユダヤ人社会は「父権制社会/家父長制社会」と呼ばれる社会でありました。

それは、年長の男性が家長・族長などのリーダーとして家や社会において権力を握る構造を持ち、地位や財産などが父系を中心に受け継がれていく制度を持っていたことを意味します。

現代では、だんだんと女性が権利を持てるようになってきましたが、数十年前までは男子と女子の権利の差はかなり開いていたと言う実態があります。

その背景には旧約聖書で描かれている「アダム」と「エバ」の関係があります。

この記事では、なぜ性差別が起きてしまったのかを明らかにするために「アダム」と「エバ」の関係を見ていこうと思います。

それでは早速いきましょ!

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男女創造の物語

神は人間に対して、世界の中に生きる「すべてを支配させよう」と宣言します。

最初の人間は「土」で形作った泥人形が原型であり、そこに神の息が吹き込まれることで「生きる」ものとなったと記されています。

神は最初に人間を一体だけ想像します。すなわちそれが「アダム」であります。

「アダム」は土から造られたものという意味であり、その言葉そのものには「男」という性別に関わる意味はありません。

アダムは人間であり、本来は男であり女であります。

一般にアダムといえば男というイメージが普及するのは、その後で創造された二番目の人間が「女」であったからです。

人類最初のカップルとして「アダムとエバ」という呼び方は一般化した結果、「アダム=男」「エバ=女」という通念が出来上がっていくことになります。

しかし、「エバ」の本来の意味は「生命」という意味なんです。

神はアダムを想像した後、「人が独りでいるのは良くない。彼に助ける者を作ろう」と考えました。

それは人間は孤独であるのは良くない、人間は人と人との関係のもとで生きるべき存在なんだという思想が生まれるきっかけになったのです。

この助ける者として創造されたのが「エバ」なんです。

アダムの体からもう一人の人間を創り出すという作業に取り掛かります。神はアダムを眠らせ、あばら骨を一部を抜き取って、その骨からもう一体の人間を創り出しました。

また助ける者として想像したのは「エバ」だけでなく動物も想像しました。

この動物も含めて世界を支配すること、すなわち治めることを神から委ねられているということです。

犯した罪

旧約聖書の創世記3章には人間の罪を語る物語が記されています。それは歴史的な意味の罪ではなく、罪の本質を知るということであります。

この物語に登場するのは「アダム」「エバ」「蛇」であります。

エデンの園に現れた蛇は女に向かって問います。

 

蛇 「園のどの木からも食べてはいけない、などと神に言われたのか?

エバ「私たちは園の木の果実を食べてもいいのです。でも、園の中央に生えている木の果実だけは、食べてはいけない、触れてもいけない、死んではいけない、と神はおっしゃいました」

蛇 「決して死ぬことはない。それを食べると、目が開け、神のように善悪を知るものとなることを神はご存知なのだ」

この蛇の言葉を聞いた女は、禁じられた木のみをとって食べ、男にも与えたので彼も食べてしまいます。

すると、二人の目は開けて、自分たちが裸であることを知り、二人はいちじくの葉をつづり合わせて、腰を覆うものとしました。

それまで幼児のように自分の姿に無自覚だった人間は、ここで初めて自分が裸だったということを知るんです。

そしてそれを隠すという行動を取り、善悪を知る知恵や知識や賢さへの憧れは、結局自分のあるがままを知ってしまうことになるのです。

この物語は、アダムとエバが神の約束を破り神を裏切ってしまう物語なのです。

罪の結果

神はいいます。

 

神  「とって食べるなと命じた木から食べたのか?」

アダム「あなたが私と共にいてくださるようにしてくださった女が、木から取って食べたので、食べました」

 

アダムはエバのせいにしてエバは蛇のせいにする口論が聖書の中で行われています。

この物語は、神との関係を破った人間は、人間との関係も破損させていくことをこの物語は描き出しています。

神は、問題を引き起こした蛇、エバ、アダムにそれぞれ罰を与えます。

蛇はあらゆる生き物の中にあって呪われる動物となります。

女は、出産の苦しみを与えられ、男に支配されるものとなります。

男は、生涯にわたる労働の苦しみ、そして最後に死が待つという定めが与えられます。

男女創造の物語から生まれた性差別

中世ヨーロッパでは、男尊女卑が長く続いていたために男の権力が拡大する一方でした。あの「レディファースト」とい言葉も実は女性は男性を待たしてはいけないという意味で造られた差別用語なんです。

その思想を形作ったのは、この男女の物語にあります。男女の物語から男性の権力が強くなったのは主に三つの原因からでしょう。それが以下の通りです。

  • 創造の順序
  • アダムを助けるものとして造られたエバ
  • エバが先に罪を犯した

この二つを詳しく解説します。

創造の順序

先ほども述べましたが、「アダムが先、エバが後」という順番は、いわゆる神によって定められた創造の順序とされ、そのまま性の優劣を反映する序列として理解されていきました。

キリスト教の影響が大きかった中世ヨーロッパでは、この創造の順序が一つの原因として男性優位の習慣が広まっていったと考えられます。

教会の聖職者を男性に限定して女性を排除する際に、こうした男女の創造論から説明するということがなされました。

アダムを助けるものとして造られたエバ

助けるものとして造られたエバですから、聖書の言葉からするとどうしてもエバは脇役になってしまっています

主人公たる男に奉仕するために存在する二次的な存在だと印象づけられています。

本来、助けるものとしては、ヘブライ語で「エゼル」と言われ「応答するもの」であって上下関係を意味するものではありません。しかし、解釈の違いから男と女に上下が生まれたのは少し嫌な感じですよね。

エバが先に罪を犯した

人間最初の罪も女性がやってしまったことになっています。ここでも大きな問題として議論されている部分ではあります。

旧約聖書では、女性が男性に木の実を与えたとされていまして、このようなことからも性差別が起こったものとされています。

おわりに

歴史を見るたびに長く女性蔑視が続いていることは少し悲しい気持ちにもなりますね。

しかし、それは少しの解釈の違いだったかもしれません。現在では、徐々に女性の権利が強くなっていき、男女平等の世界へと移り変わっていっています。

私も男女に上下なんて存在しないと思います。それはあくまで間違った解釈をしてしまったということなんです。

聖書は正しく解釈をして、本来人間はどのように歩むべきなのか、人生の参考書として読むことだと私は考えています。

正しく理解し、実践していくことに人生の光はあるのではないでしょうか。

他の記事で、世界の成り立ちを説明している記事もございますので、そちらもぜひ見てください

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